#089

猫と本と音楽そして、おいしいごはん。人生に必要なものはそれだけ!

#2 途方もない幸福

 

これまで、一度買って読んだ本を読み返すことがあまりなくて、

(ただし有川浩作品はインターバルで必ず間間に挟むのが慣例)

 

本棚もいっぱいになってきたし、これからしばらくは読まないな、と思った本は

どんどん売って、読みたくなったらまた買おう、と思うようになりました。

 

そこで、一度ざっと読み返してみようキャンペーンが始まったわけなんですが。

 

本日読了しましたのは江國香織さん【東京タワー】

 

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刊行は平成13年、手持ちの文庫は平成18年発行のものなので、

高校1年生のときくらいに買ったのかなあ。

通学のバスと教室で読んだ記憶があります。

 

今回読み返してみて、まずの感想は、

 

 

良い、、、、!!!!

 

 

途方もなく素敵なお話。ぎゅうってなりっぱなしで苦しかった。

 

10年前に読んだときにはこんな気持ちになんてなら(れ)なかった。

そりゃそうだよ、今よりもまだ恋愛の何たるかも知らない小娘だった自分にこんな話理解できるわけがない。

 

この歳になって、あの頃よりは経験値も増えて、大学生の子を好きになったこともあるいまだからこそグッサグサきました。

美しくて尊くて羨ましい。このお話はフィクションじゃない。

読み終わったあとまたすぐ表紙を開いて読みたくなる、そんなお話です。

 

この作品映画化もしてるよね、はるか昔に観たことがあります。

耕二くん役って今井翼くんだったっけ?と思いながら読んでましたが

松潤でした。惜しかった。笑

 

素敵な余韻で今日一日仕事頑張れそうです。